こんにちは!
今日は「慢性的な腰痛に悩んでいた50代女性の経過報告」をお届けします。座りっぱなしの生活が多く、「立ち上がるときには毎回どっこいしょ…」となっていた方ですが、鍼灸治療を重ねることで変化が見られました。
「もう年だから仕方ない…」と諦める前に、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
【患者背景】
患者は50代女性。デスクワークが中心で、1日のほとんどを座って過ごすことが多い。立ち上がる際には腰に重だるさを感じ、「どっこいしょ」と気合を入れないとスムーズに動けない状態。痺れはないものの、常に腰が重く、年に1回程度ぎっくり腰を経験。
〈これまでの対策〉
・湿布や痛み止めを使用
・マッサージを受けるが、すぐ戻る
・ストレッチを試みるも、継続できない
「このままだと将来が不安…」と感じ、鍼灸を試してみることに。
【施術内容と経過】
〈第1回〉
🔹腰のツボ(腎兪、大腸兪、委中など)と下肢の経絡を中心に鍼を施す
🔹筋肉の過緊張を緩めるため、低周波鍼通電療法(パルス鍼)を使用
🔹お灸で血流促進
👉 施術後:「腰の重だるさが少し軽くなった気がする」
〈第2回〉(1週間後)
🔹初回と同様の施術を実施
🔹骨盤周りの安定を意識し、殿筋(お尻の筋肉)にもアプローチ
👉 施術後:「立ち上がるとき、前より楽になった!」
〈第3回〉(2週間後)
🔹日常の姿勢指導(座り方・立ち上がり方)をプラス
🔹腹部のツボ(関元、中脘)を使い、インナーマッスルの活性化を図る
👉 施術後:「朝のこわばりが減ってきた!」
〈第4回〉(3週間後)
🔹全体のバランスを見ながら微調整
🔹継続的なケアのため、セルフストレッチを指導
👉 施術後:「“どっこいしょ”って言う回数が減ったかも!」
その後も月1回のメンテナンスを継続中。ぎっくり腰の再発もなく、快適に過ごせているとのこと。
【考察】鍼灸が腰痛にどう作用したのか?
腰痛の原因は多岐にわたりますが、この方の場合、長時間の座位による 筋肉の硬直 と 血流不足 が主な要因と考えられます。
〈鍼灸の医学的根拠〉
✔ 鍼刺激による筋緊張の緩和
→ 鍼は筋肉のトリガーポイントに作用し、血流を促進。これにより疲労物質が排出され、慢性的な重だるさが改善される。
✔ 交感神経の鎮静化
→ 慢性痛の多くは交感神経の過緊張が関与。鍼灸によって副交感神経が優位になることで、痛みの感じ方が和らぐ。
✔ 経絡(ツボ)へのアプローチ
→ 東洋医学的に「腎」は腰と深く関係する臓腑。腎兪などのツボを刺激することで、腰の機能が向上。
【まとめ】痛みのない未来へ
「年だから仕方ない」と思っていた腰の不調も、適切なケアをすれば変わることができます。この方も「もっと早く鍼灸を試せばよかった!」とおっしゃっていました。
慢性的な腰痛に悩んでいる方は、ぜひ一度 鍼灸の力 を体験してみてくださいね!
🌿 「どっこいしょ」を卒業しませんか? 🌿