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線維筋痛症の痛みを和らげる鍼灸施術

線維筋痛症
目次

線維筋痛症に悩んでいる方へ

線維筋痛症のつらい痛みを、鍼灸で和らげる。
からだのあちこちに原因不明の痛みが続く――線維筋痛症は、神経や自律神経の乱れによって全身の慢性的な痛みや倦怠感を引き起こす難治性疾患です。
近年では、2025年7月放送のドラマ「19番目のカルテ」で取り上げられたことでも注目が高まっています。

痛みだけでなく、睡眠が浅く疲れが取れない、集中力が続かないなど、日常生活に大きな支障をきたすことも少なくありません。
病院で検査をしても原因が特定されず、「どこに行ってもわかってもらえない」と感じている方も多くいらっしゃいます。

町田市の鍼灸院 Lapis Three では、西洋医学と東洋医学の両方の視点からアプローチを行い、薬に頼らず体の内側からの改善を目指します。
鍼灸では、痛みを伝える神経経路や筋膜の緊張をやわらげ、自律神経を整えることで、線維筋痛症特有の全身痛・こわばり・睡眠障害を改善に導きます。
また、病態生理学に基づいたラジオ波による温熱療法も組み合わせ、筋肉・筋膜・神経・循環系に総合的に働きかけることで、痛みの緩和と体質改善をサポートしています。

症状の改善には、生活習慣や食事内容の見直しも欠かせません。
とくに食事に関しては、線維筋痛症の痛みを和らげるために避けたい食べ物 で詳しく解説しています。

線維筋痛症ってどんな病気?|症状・原因・一般的な治療法

主な症状

  • 首や肩、背中、腰などの広い範囲での慢性的な痛み
  • ぐっすり眠れない(睡眠の質が悪い)
  • 常にだるさや疲労感がある
  • 頭痛やお腹の不調、気分の落ち込み
  • 各病院で分かりづらく、精神的な問題とされやすい ← 重要!!

考えられている原因

線維筋痛症の明確な原因は、現時点ではまだ完全には解明されていませんが、研究により以下のような複数の要因が関係していると考えられています。

1. 中枢神経系の痛み処理異常

  • 脳や脊髄での痛みの処理が過敏になっており、通常なら痛みと感じない刺激も痛みとして認識されてしまう、いわゆる中枢性感作というものが関与してます。
  • 下降疼痛抑制系という、本来備わった痛みをコントロールするシステムがあります。神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)が関与していますが、このシステムの破綻が関与している可能性が考えられます。

線維筋痛症は、痛みだけでなく初期段階で特有のサインが現れます。
発症を早期に見極めるために 線維筋痛症の始まりに気づくサイン をチェックしてみてください。

2. 筋肉や筋膜の癒着・血流障害

  • 全身の痛みにより体を動かさなくなると、筋肉や筋膜が癒着しすることで局所の血流が悪化します。それにより組織間での滑走性が悪くなったり、痛み物質(ブラジキニンやヒスタミンなど)が蓄積しやすくなります。

3. 自律神経の乱れ

  • 交感神経優位な状態が続くことで、血流の悪化や筋緊張が引き起こされ、症状を悪化させることがあります。

4. 睡眠障害

  • 深い眠り(ノンレム睡眠)が障害されることで、疲労回復ができず、痛みの閾値も下がるとされています。これには病院で処方されている痛み止め・しびれ止めなどの薬も関与している可能性があります。

5. ホルモンや免疫の関与

  • ホルモンバランスの乱れ(特に女性ホルモン)や、慢性的な炎症、免疫異常との関連も指摘されています。

線維筋痛症は、早期の段階から特有のサインが現れることがあります。
体の変化にいち早く気づくために、線維筋痛症の始まりに気づくサイン をチェックしてみてください。

主な治療法

  • 病院:薬物治療、認知行動療法、運動療法
  • 鍼灸:鍼刺激による血流改善、自律神経調節、ファシアリリース

当院ではファシアリリースにラジオ波を用いた特殊な機器を使用します

鍼灸で線維筋痛症にどうアプローチするの?

鍼灸のしくみと効果

現在、鍼灸に関して多くの研究や論文があり、生体に及ぼす科学的な影響がわかってきています。単に身体にあるツボを刺激するだけにとどまらず、その後に起こる生体反応を利用して体を整えていきます。その多くには血流促進内分泌・免疫システムの調整があり、それらにより以下の効果が得られます。

  • 自律神経のバランスを整えて、心と体をリラックスさせる
  • 血のめぐりを良くして筋肉の緊張をやわらげる
  • 脳内で「痛みを抑える物質(エンドルフィン)」を増やす

これらの効果により、痛みやだるさが軽くなったり、眠れるようになったりするケースがあります。これらを通して、中枢性感作や下降疼痛抑制系の調節を行い痛みが感じにくい体に徐々に戻していきます。

病院での治療と並行できる

病院で処方されている薬をやめる必要はありません。鍼灸は、病院の治療と併用する「統合的なアプローチ」として取り入れられています。

当院の鍼灸アプローチ

一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術

初回にじっくりカウンセリングを行い、生活習慣や体質に合わせた施術内容を提案します。ここで大事なこととして、線維筋痛症は患者本人とスタッフの相互理解が重要となります。そのため、症状改善にまで時間がかかることを十分に理解してもらっています。

刺激の少ないやさしい鍼

髪の毛より細い鍼を使用するので、ほとんど痛みはなく、心地よく感じる方がほとんどです。

ラジオ波を用いたファシアリリース

当院では実際に全身の痛みのある部位にラジオ波を用いた物理療法を行います。ラジオ波と陰圧の力を用いて組織の癒着を引き剥がし、組織間の滑走性を高めます。

女性施術者も対応可能

女性特有の症状にも理解があり、話しやすい環境づくりを心がけています。

線維筋痛症の改善には、鍼灸施術に加えて、生活習慣の見直しや初期段階での早期ケアも大切です。
以下の記事で、症状別の詳しい対策や実際の改善例をご紹介しています。

医師・みおしん先生の施術も月1回開催!

鍼灸院Lapsi Threeでは月1回、線維筋痛症を患いながらも医師として活躍しているみおしん先生にお越しいただき、施術を行っています。みおしん先生は線維筋痛症と慢性疲労症候群を患いながらも医師として活躍され、現在は同じ病気の発信を広めるためにSNSで発信を行っております。病気のことだけでなく、病気との向き合い方、治療経過、セルフケア等々様々なことを施術を通してお伝えしてくれます。病院の治療で満足行く効果が得られず、お困りの方は是非みおしん先生の施術をお試しください。

※施術日は月により様々なので、予約ページからご確認ください。

鍼灸の流れと通院頻度、料金について

施術の流れ

STEP
初回カウンセリング(約30分)
STEP
体調チェックと施術内容の確認
STEP
鍼灸施術(約60分)
STEP
施術後の説明・セルフケアアドバイス

通院の目安

  • 初期:週1回ペースで4〜6回通うのが理想
  • 改善が見られたら、月1〜2回のメンテナンスへ

料金

  • 初回:8,500円(税込)
  • 2回目以降:13,500円(税込)

※保険は使えませんが、明確な料金で安心して通えます。

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ご予約・お問い合せ

当院は予約制です。以下の24時間オンライン予約、または公式ライン予約をご利用ください。また、予約・問い合わせは、お電話でも承っております。お気軽に、お問合せ下さい。

営業時間:10:00~20:00
定休日:毎週月曜日、火曜日

〒194-0022 東京都町田市森野1-33-12 シティ森野ビル2階
町田駅から徒歩3分

【事例紹介】40代女性/全身の痛みと不眠

お悩み:
線維筋痛症・慢性疲労症候群により、慢性的な疲労感・全身の痛み・不眠・冷え・便秘などに苦しんでいた患者さま。30年来の不調が数年前からさらに悪化し、休職中の状態で来院されました。

施術内容:
週1回のペースで鍼灸とラジオ波による自律神経調整、筋膜リリース、深部温熱療法を実施。結果:
初回から「肩が軽くなった」と実感があり、6回の施術を通して全身の痛みが緩和。
「夜もしっかり眠れるようになった」「階段も登れるようになった」と前向きな変化が見られ、現在は月1回のメンテナンス通院を継続中です。

線維筋痛症の鍼灸治療でよくある質問

線維筋痛症は鍼灸で良くなりますか?

鍼灸は、線維筋痛症の痛みをやわらげる有効なアプローチの一つです。線維筋痛症は、完治を目指すというよりも、症状をコントロールして「寛解」に近づけることが現実的な目標となります。この疾患の特徴として、心理的な側面が痛みを慢性化させ、逆に慢性化した痛みがさらなる心理的トラブルを引き起こす、という「悪循環」に陥っているケースが少なくありません。鍼灸治療は、この心身の「両面」にアプローチできる点に強みがあります。 鍼刺激によって神経や血流のバランスを整えることで、痛みの感受性を下げるだけでなく、睡眠の質を改善し、自律神経の安定を促す効果が期待できます。西洋医学の薬物療法と併用することで、相乗的な改善が見られる方も多くいます。治療を継続し、病気とうまく付き合うことで、日常生活を普通に送れるようになるための一助となるでしょう。

鍼は痛くないですか?

注射針の痛みが10だとしたら鍼灸の痛みは2~3ぐらいです。刺した後にズーンとした鍼特有の痛みが出ることがあります。鍼が苦手な方には、温熱療法(ラジオ波)を中心とした施術もご提案しています。

何回くらい通えば改善しますか?

症状の重さや発症からの期間によって異なりますが、
目安としては週1〜2回の施術を3か月ほど継続することで、
痛みの軽減や睡眠の質の改善を実感される方が多いです。
初回のカウンセリング時に、体調や生活リズムに合わせた通院計画をご提案します。

病院で原因がわからなかったのですが、鍼灸を受けても大丈夫ですか?

問題ありません。
線維筋痛症は検査では異常が見つかりにくく、「原因不明」とされるケースが多いですが、
鍼灸では体全体のバランスを整え、痛みの感じ方そのものを緩和していきます。
医師の診断を受けた上で、補完的なケアとして取り入れる方も多いです。

他の治療(薬・整体・マッサージ)と併用できますか?

はい、併用可能です。
鍼灸は薬の作用を妨げることはなく、むしろ体の回復力を高めるサポートとなります。
整形外科や内科で治療を受けながら、鍼灸で全身の循環や自律神経の調整を行うことで、
より早い回復を目指すことができます。

線維筋痛症と自律神経失調症は関係がありますか?

あります。
線維筋痛症の多くは、自律神経の乱れやストレス反応が関与しています。
鍼灸は自律神経のバランスを整える働きがあり、
体だけでなく心の不調にもアプローチできる点が特徴です。

食生活で気をつけたほうが良いことはありますか?

炎症を悪化させる加工食品や糖質の摂りすぎは避け、
良質なたんぱく質・ビタミン・ミネラルを意識して摂取することが大切です。
具体的な食事の工夫については
👉 線維筋痛症の痛みを和らげるために避けたい食べ物
で詳しく紹介しています。

実際に改善された方の症例はありますか?

はい、実際に「線維筋痛症と慢性疲労症候群」でお悩みの40代女性の症例を掲載しています。
鍼灸施術と温熱療法を組み合わせることで、痛みや倦怠感の軽減を実感されました。
👉 症例紹介はこちら

ご予約・お問い合せ

当院は予約制です。以下の24時間オンライン予約、または公式ライン予約をご利用ください。また、予約・問い合わせは、お電話でも承っております。お気軽に、お問合せ下さい。

営業時間:10:00~20:00
定休日:毎週月曜日、火曜日

〒194-0022 東京都町田市森野1-33-12 シティ森野ビル2階
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