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【医師解説】眼精疲労が目薬やサプリメント、治療機器で治らない理由

近年、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器使用が増え、目の疲れや眼精疲労に悩む方が年々増えています。多くの方が目薬やサプリメントを試しますが、期待した効果を感じられないケースが多く、根本的な改善には至らないことも少なくありません。なぜ、一般的な目薬やサプリメント、治療機器だけでは眼精疲労が解消できないのでしょうか?

ここでは、総合診療医の視点から眼精疲労の原因と、その根本的な解決方法についてご紹介します。

この記事を書いた人

鍼灸院LapisThree代表:秋山貴史

鍼灸院Lapis Three代表 秋山貴志

鍼灸院Lapis Three代表で総合診療医の秋山貴志です。

現役医師の観点から皆さんの健康に役立つ情報と、鍼灸治療に関する情報を発信していきます。

総合診療内科医 Dr.AKIYAMA
在宅支援クリニック 院長

目次

一時的な対処法では眼精疲労が改善しない理由

眼精疲労の原因は、単なる目の周囲の問題にとどまらず、全身やメンタル面の状態にも深く関わっています。ここでは、目の疲れが一時的な対処法だけでは改善しにくい理由を、次の3つの側面から解説します。

メンタルの異常(脳疲労)

眼精疲労はストレスや過度な緊張、脳の神経ネットワークの異常によっても引き起こされます。例えば、ストレスを抱えることで脳が疲労し、光を眩しく感じたりピントが合わなくなる症状が出ることがあります。

このような症状に対しては、単に目薬やサプリメントを使うだけでは対応できません。

このようにメンタルの影響で目が疲れる場合、目薬やサプリ、治療機器では対応できないため脳疲労を改善する対応が必要になります。

※卓球の水谷選手が公表したビジュアルスノウ症候群も脳の神経ネットワークの異常が関与していると言われています。

※多くの方は安定剤、特にベンゾジアゼピン系の薬を使用されている方が多いです。ベンゾジアゼピン眼症というのがあるくらい、実は目にはあまり望ましくない薬です。できる限り使用を避けたいところです。

自律神経失調

自律神経は私たちの体内のバランスを整える役割を担っています。現代社会では、デジタル機器の長時間使用や生活リズムの乱れが原因で自律神経が乱れやすくなり、これが眼精疲労の原因にもなります。

自律神経の不調は、目の血流やピント調整に関わり、また、全身の筋肉を緊張させ、血流不全を招きます。目の疲れを慢性的に悪化させます。

さらに厄介なことに、めまいや吐き気、動悸、ホットフラッシュなど全身に様々な症状を引き起こします。このため、いろんな病院を転々としてしまいます。医者もわからずいろんなところに紹介し、最終的には精神科やメンタルクリニックに行き着きます。

一時的な対処法では、この自律神経失調に到底アプローチすることはできません。この状態になった場合、直接的な原因である目の疲労と同時に、自律神経失調で起きる各種トラブルにそれぞれ対応していく必要があります。

全身の筋肉のコリや疲労(特に首・肩)

首や肩の筋肉は目の疲労と密接に関連しています。特に、後頭下筋群は「第二の眼筋」とも呼ばれるくらい重要な筋肉です。実際に後頭部の首の付け根を抑えて目を動かすと、首の筋肉も連動して動くのがわかると思います。目の疲れを訴える方は100%と言っていいほど、後頭下筋群の疲労を認めます。

また、首や肩が凝り固まると、その部位を通る血管が圧迫され、頸動脈の血流が悪くなり、その先の目の血流も悪化します。目だけをケアしても、これらの部位のコリが残っていると、目の疲れが再発しやすくなります。

首や肩の疲労や緊張を解消しない限り、目の疲れも根本的には改善しにくいのです。

こうした理由から、目の疲れや眼精疲労は一時的な対処法だけでは十分に解決しにくいと言えます。

鍼灸がこれらを同時に解決し、眼精疲労を解消する

鍼灸は、目の疲れに対する一時的な対処ではなく、全身のバランスを整えることで根本的な改善を目指す治療法です。目の症状だけでなく、体全体の調子や精神的な状態にアプローチするため、眼精疲労の原因である「メンタルの異常(脳疲労)」「自律神経失調」「筋肉のコリや疲労」に同時に働きかけることが可能です。

鍼灸はこのように、体全体の健康状態を整えるとともに、目の症状の原因となる様々な問題にアプローチします。目の疲れや眼精疲労でお悩みの方は、鍼灸によるトータルなケアを試してみてください。

鍼灸治療が眼精疲労に効果的な理由|Lapis Threeのアプローチ

町田市の鍼灸院Lapis Threeでは、目の症状だけでなく体全体の調子や精神的な状態を整えることで、眼精疲労の根本改善を目指しています。鍼灸は、目の疲れの原因である「メンタルの不調」「自律神経の乱れ」「筋肉のコリ」に同時にアプローチし、全身の健康バランスを整えます。

また、当院では鍼灸施術に加えて、微弱電流を特定の部位に流す治療を行い、内因性オピオイドの分泌を促進。これにより、リラックス効果や気分安定効果が期待でき、特に目の痛みや首・肩の痛み、頭痛にも大きな効果が見込めます。電流を流す部位には、医師と鍼灸師による研究で選定した最適なポイントを使用しています。

眼精疲労でお悩みの方はぜひご相談ください|Lapis Three

町田市で眼精疲労にお悩みの方は、ぜひLapis Threeの鍼灸治療をお試しください。体全体の調子を整える鍼灸治療で、目の疲れの根本改善を目指しましょう。まずはお気軽にご相談ください。

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