こんにちは!Dr.秋山です。みなさん一度は「あなたは脂肪肝ですね?」といわれたことありませんか?なんとなくお腹のエコー検査され「あ〜脂肪がついてますね!食事と運動頑張りましょう」と。
脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰に蓄積される状態であり、放置すると肝硬変や肝がんのリスクが高まる恐れがあります。脂肪肝は慢性的な炎症が関与していることも多く、生活習慣を見直すことが非常に重要です。今回は、脂肪肝の改善に効果的な食べ物と、慢性炎症に対する鍼灸の役割について解説します。
この記事を書いた人
鍼灸院Lapis Three代表 秋山貴志
脂肪肝に効果的な食べ物3選
1. 青魚(サバ、イワシ、サンマなど)
青魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、肝臓の脂肪を減少させ、炎症を抑える効果が報告されています。
- 目安: 週2~3回、1回あたり100gの青魚を摂取
- 効果の根拠: ある研究では、1日1000mg以上のEPAとDHAを含む魚を摂取した人で、肝臓の脂肪が減少し、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)の値が約25%改善されたと報告されています。
2. コーヒー
コーヒーは、ポリフェノールと抗酸化物質を多く含み、肝臓の炎症や脂肪蓄積を抑える効果があります。また、カフェインも脂肪肝に良い影響を与えることが研究からわかっています。
- 目安: 1日2~3杯のコーヒー(約200~300mgのカフェイン)
- 効果の根拠: 日本の40~69歳の9万人を対象とした研究で、1日3杯以上のコーヒーを飲む人は肝がんリスクが約50%減少。また、脂肪肝リスクも約40%低下しました。
3. クルミ
クルミは、抗酸化物質であるビタミンEとオメガ3脂肪酸を含み、肝臓の慢性炎症を抑えます。抗酸化成分が豊富なため、肝細胞を保護し、脂肪肝の進行を防ぎます。
- 目安: 1日約25g(片手一杯程度)を摂取
- 効果の根拠: クルミを含むナッツ類を毎日摂取した人のALT、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)の値が低下し、肝機能が改善されることが複数の研究で示されています。
また、動画内では納豆も紹介しています!こちらも是非取り入れてみてください!
脂肪肝と慢性炎症の関係性
脂肪肝は、肝臓に蓄積された脂肪が原因で炎症が引き起こされることが多く、長期化すると「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」へと進行しやすくなります。慢性の炎症が続くことで、肝臓の組織が硬くなり、肝硬変や肝がんに至る可能性があります。そのため、食事や運動で肝臓への負担を軽減し、炎症をコントロールすることが重要です。
鍼灸による慢性炎症へのアプローチ
鍼灸は、血流を改善し、体の自律神経を整えることで慢性的な炎症の緩和が期待されます。特に鍼治療によって血流が促進されることで、肝臓への酸素や栄養の供給がスムーズになり、脂肪肝の改善をサポートします。また、鍼灸による自律神経調整効果がストレスの軽減にもつながり、慢性的な炎症を抑える効果も期待されています。
鍼灸院Lapis Threeのご紹介
東京都町田市にある鍼灸院Lapis Threeでは、脂肪肝や生活習慣病改善を目指した鍼灸治療を提供しています。経験豊富な鍼灸師が、肝臓の血流促進を含む施術を通じて、健康な肝臓機能の維持をサポートいたします。さらに、食事や生活習慣のアドバイスも行い、体の内側から健康をサポートします。慢性炎症や脂肪肝でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
日常的に今回ご紹介した食べ物を取り入れ、Lapis Threeの鍼灸施術と併用して、健康な体と肝臓を目指しましょう。
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